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2016年11月24日

リフォームでの断熱工事

寒くなってきますと、よく、断熱リフォームのご要望があります。

確かに、寒い、暖房費がかかるという事から、

毎年、どうにかしたいと思っておられるのもよくわかります。

 

しかしこの、断熱工事、きちんと考えてご計画した方がよいと思います。

 

〇新築は断熱工事は当たり前

まず、例えば、新築ですが、

新築の場合、順番に効率よく施工していきますので、

断熱性能は、高いに越したことはないんです。

断熱工事に費用をかけた分、30年40年と耐用年数も考えれば、

全然、光熱費で元が取れれます。

断熱材を厚くする、性能を上げることで材料自体は費用は掛かりますが、手間は、さほど変わりませんし。

 

〇リフォームは、費用対効果を考えて

これが、リフォームとなると、

基本、床、壁、などを断熱工事をしようとすると、

一度、仕上げを剥がして、撤去処分して、断熱材入れた後、また仕上げ工事をしないといけないという手間がかかります。

初めから解体予定で、せっかく、解体したのなら、ついでに断熱材を入れておくならまだいいですが、

断熱材を入れるために、仕上げを壊すと、非常に費用対効果が悪くなります。

この、壊して戻すに費用をかけるなら、その分、灯油を買ってガンガンストーブを炊いた方が、費用は安いと思います。

 

〇実は、家で熱を逃がしているのは、窓部分

唯一、内窓取付だけは、

そのまま上から施工するだけですので、余計な費用がかかってないと言えます。

 

床下に断熱がない、壁の断熱が薄いなどと、感じることが多いかもしれませんが、

実際、家の中で、熱を多く逃がしてしまっているのは、

58%は窓部分なのです。

20161124225917.jpg

図:LIXILのホームページにあった断熱説明の図

 

図を見れば明らかなように、まずは、窓の断熱を考えるべきだと思います。

一方、壁や床は、面積が広く、

剥がす、壊す、捨てる、戻す、仕上げると費用がかかる割には、さほど、効果がないことが分かります。

もしかしたら、お金をかけて断熱工事をした割には、体感でも暖かさを感じられないということが起こるかもしれません。

 

このように断熱工事は、あくまで費用対効果の問題ですので、

ただ家が寒いから、灯油がもったいないと主観的に考えるのではなく、費用対効果も考慮して、検討した方がよいかと思います。