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2017年09月

リフォーム会社の選び方—家を建ててくれた会社へ頼む?

最近は、大手の住宅メーカーが、各々、リフォーム部門を持つようになりました。

新築の会社と同族会社という事だと思います。

これらの住宅メーカーが運営するリフォーム会社が、リフォーム実績を伸ばしているところです。

 

では、なぜ、このような住宅メーカー系のリフォーム会社が売り上げを伸ばす事が出来ているのか?

それは、技術力?

同族会社で造った家なので経験的にもわかっているし、詳細まで理解しているから?

まあ、確かにそれは、あるのかもしれませんが、

最も大きな理由は、ズバリ、

新築施工会社から顧客名簿を貰っているから。

ですね。

この顧客名簿をもとに、営業をしているので、

元々の信頼感と、やはり、家を建てた会社なので詳しい、間違いないと思って、

施工を依頼する人が多いのかと思います。

お客様の方も、そのような同族会社には、敷居が低いのか、信頼をしているのか、

頼む傾向があります。

 

あからさまに、名簿を貰って、

「リフォームしませんか?」と言って回っているわけではありません。

定期検査と言う名目で、お宅に上がり、営業をしています。

つまり、新築住宅のアフターメンテナンスという事で、

営業をする事が出来るので、名簿を渡す新築施工会社も、手離れがよく、

機動力もあるという事で、喜んで名簿を渡しているのです。

 

で、その、定期検査で指摘されることは信じてしまっていないでしょうか?

塗装は10年に一回で、もうそろそろですよ、とか、言われていませんか?

アフターメンテナンス、定期検査と言っても、

そもそもの保証している部分、

構造と雨漏り

以外は、故障や壊れたなどあれば、もちろん、有償にての対応になります。

構造と雨漏りは、よほどのことでない限りは、10年未満で起こることはないので、

無償で、直すこともありません。

そもそも、10年未満で雨漏りを起こすような家は、建ててはいけませんのでね。

 

結局、大手住宅メーカーの子会社の、リフォーム部門のリフォーム業の営業手段になってるという事ですね。

 

そもそも、毎日、その家で暮らしていて、

そうそう、直すところなんて、無いですから。

何かあったら、お客様が、メーカーに直接とか、

冷蔵庫に張ってある広告などを見て、自分で電話して動けばいいだけなんです。

 

ですので、そのような会社は、定期検査という名目で、

仕事を探しているんですね。

 

〇築10年で外装の塗装は必要か?

よく、お客様からの問い合わせで多いのが、

”住宅メーカーの定期検査で、

「この家は10年以上経ったので、もうそろそろ塗装ですが?」

と言われたのですが、いくらかかるのか見てもらいたい。”

という事です。

一般的な住宅メンテナンスの教本や、住宅金融支援機構などでも、10年で塗装の塗り替えなどを推奨していますが、

これはあくまで、理想であり、また、お宅の置かれた状況にもよると思います。

そもそも、10年に一度、塗装してたら、持ち家には大変な維持費がかかるという事になってしまいます。

で、塗装仕上げの外装なら、まだ、塗装で追いかけるのはわかるのですが、

サイディング張りのお宅にまで、そのようなことを言っているようです。

サイディングは、

工業製品で工場塗装されているものです。

恐らく、今のサイディング製品では、30年ぐらいは、持つと思います。

もちろん、その前に、色あせや白化、部分的に劣化してくることはあると思いますが、

現場塗装よりはよっぽど、耐候性の高いものです。

ましてや、それで雨漏りを起こしたり、補修不可能な状態になるのは、裕に30年以上はかかると思います。

新築10年後に塗装すると言うのは、かなり強引な気はします。

塗装した途端、

今度は、その塗料の耐候性で次の塗り替え時期が決まり、

どんどんサイクルが早くなってきてしまいますし。

 

〇ユニットバスの工事は、系列会社しか出来ない?

”もうそろそろ、ユニットバスの交換をしたいと思って、

建ててくれたメーカーに相談したら、

「そのユニットバスは、他社では交換できません、系列リフォーム部門でしか無理です。」

と言われたのですが、本当ですか?

 

このご相談も、多いのですが、これも間違いですね。

これは、プレハブ系の会社の住宅でよく言われますが、

実際のところ、ユニットバスを作っているのは、住宅メーカーではありません。

住宅機器メーカーです。

そこの商品は、自由に出回っていますし、

そもそも、そういう住設メーカー側が、普通のリフォーム業者でも可能ですよ。っと言っていますので、

どこの会社でも可能な工事なのです。

ただ、一般的な木造術宅とは建物の構造が違いますので、そこは、注意が必要ですが。

 

一流最大手の住宅メーカーのリフォーム部門でも、

こなような言い切り方をすることはよくあります。

そもそも、施工数などで、自信をもっているので、そのようにお客様に説明をしているのだと思いますし、

お客様の方も、気持ち的に安心するのかもしれませんが、

工事の中身は、実は変わりません。

大手プレハブメーカーでも、地元の大工さん、設備屋さん、電気屋さんを使っていますので、

弊社と同じ、業者が、結局、工事をしていることもあります。

 

このような、大手住宅メーカーの子会社のリフォーム会社ですが、

・普通のリフォーム会社よりも割高。

自ら、「少し割高です」っと、はっきり言っている営業担当もいます。

それは、広告宣伝費だったり、下請け、孫請けに工事を出して、確実に利益を上げる、

大手ならではの管理経費だったり経営戦略だったりします。

 

・小規模工事(200万円以下程度)の工事は、しないようにしている。

これも、経費倒れするリスクがあるので、小規模工事はしないようにすると言うのが、原則です。

リスク、効率を考えて、あえて、無理して小規模リフォームには手を出さないという事です。

 

などですが、もちろん、ブランドイメージで工事を頼んでもかまいません。

でも、メリットデメリット、得手不得手は、ございますので、

その辺も考慮して、ご検討された方がよろしいかと思います。

 

リフォーム会社の選び方—見積もり比較サイトはお客様にとって得か?

弊社は、創業当初から、ネットによる広告で、お仕事をさせて頂いておりました。

ネットが一番、費用対効果が高く、

広告費を掛けないで、お客様とダイレクトに繋がることができるからです。

そして、広告経費を掛けない分、安くリフォームをしてあげる事が出来ると考えていたからです。

当初は、自前のホームページで、自社の紹介や、考え方、施工事例などを紹介していました。

で、その内容に、共感する方が直接、弊社にお問い合わせをしてくれておりました。

しかし、ここ数年、リフォームの見積比較サイトと言うのが出来て来まして、

そちらからの問い合わせが増えております。

見積比較サイトは、現在、4,5社以上はあるかと思います。

お客様にとっては、同時に手間をかけずに簡単に、リフォーム会社を選ぶ事が出来ると、

重宝しているかもしれませんが、

本当にそう言えるでしょうか?

 

まず、このリフォーム見積もり比較サイトは、

インターネットの特性で、比較的、上位表示されやすいというメリットがあります。

ネット社会では、個別の情報より、取りまとめた情報、

直接ではない、紹介している、評価している内容のサイトの方が、

検索エンジンでも高評価されやすく、検索すると上位表示されるようになっています。

ですので、工務店の自前のホームページより上位に覆うように表示されるようです。

 

お客様のメリット

・手間をかけずに、多くの会社に同時に問い合わせが出来る

・相見積もりを同時進行で出来る

・業者選定の第一段階をサイトがしてくれているので、基本的に信頼のあるリフォーム業者がわかる

・その他のリフォームの基礎知識など、コンテンツも充実している

・探すのに費用がかからない

 

お客様のデメリット

・そのサイトに載っているリフォーム会社しか紹介されない

・広告費用は、お客様のリフォーム費用などから、リフォーム会社が捻出するので、実はリフォーム費用は割高

・似たような会社しかなく、考え方などお客様と合っているかまでは判断できない。

・結局、広告費用で割高になっている。

 

実は、工事費用は割高

この見積もり比較サイトの、じゃあ、運営費はどこから出ていると思いますか?

実は、リフォーム業者が、

紹介があった、受注したなどのタイミングで支払っています。

費用的には、

・紹介したというだけで、1件、1万円程度を支払うパターン

・受注したら、受注費用の5%~8%をリフォーム業者が支払う

・固定で月契約で支払う

の、だいたい3パターンがあります。

 

結局、本来は、リフォームは、

お客様とリフォーム会社の2社の関係で完結していたのですが、

それが、東京のネット会社が、上からかぶさってきて、仲介をするという形で、

広告費を取っているような状況なのです。

リフォーム比較サイトは、工事に関する責任は直接、取りませんし、

その地域にいる訳でもないのです。

お客様は、リフォーム比較サイトに紹介されている方が安心だと思っているかもしれませんが、

結局、このサイトも、詳しく業者選定をしているわけでもなく、ネット上の情報だけで、

進めているだけだったりします。

第一、実は、建築に関しては素人だったりするのです。

建築技術者ではなく、IT技術者が作っているのです。

 

私たちは、それでも、お客様の紹介案件があるという事で、登録せざるを得ません。

お客様が、リフォーム比較サイトを使って、リフォーム業者を探そうとしますので。

でも、

よく考えると、

お客様が、本来の様に、ネットからでも、中身で業者を数社ピックアップして、

そこに依頼すれば、いいだけなのに、

その手間を省くことで、リフォーム比較サイトが儲けているという形になります。

 

年に1度ぐらい、東京のリフォーム比較サイトの方が、仙台に様子を見に来て、色々な話をしますが、

僕は、毎回、このような愚痴を、その方に、直接、言っております。

結局、かく言う弊社も、時の流れには抗えずに、

複数の見積もり比較サイトに登録しておりますが、

一方、紹介費用のかからない、直接お問い合わせ頂く方もいらっしゃるのも事実です。

 

客様が、業者選定の手間を省いて、一気のドン!っと、見積依頼することで、

実際は、その省いた手間を、東京のIT企業が持って行っているということになってしまってます。

 

せっかくの、大きな買い物のリフォームです。

ネットを検索すれば、前後にリフォーム会社の独自のサイトもいっぱいあるはずです。

それを開く手間を省かないで、1社1社、ホームページを見るだけですので、

自分で探してみてはいかがでしょうか?

そうすれば、その会社の考え方、雰囲気、姿勢ももっとわかって、

結局、自分に合ったリフォーム業者を選定できると思います。

それが、回り回って、一番、失敗しないリフォーム会社の選定方法かもしれません。