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2016年11月

リフォームでの断熱工事

寒くなってきますと、よく、断熱リフォームのご要望があります。

確かに、寒い、暖房費がかかるという事から、

毎年、どうにかしたいと思っておられるのもよくわかります。

 

しかしこの、断熱工事、きちんと考えてご計画した方がよいと思います。

 

〇新築は断熱工事は当たり前

まず、例えば、新築ですが、

新築の場合、順番に効率よく施工していきますので、

断熱性能は、高いに越したことはないんです。

断熱工事に費用をかけた分、30年40年と耐用年数も考えれば、

全然、光熱費で元が取れれます。

断熱材を厚くする、性能を上げることで材料自体は費用は掛かりますが、手間は、さほど変わりませんし。

 

〇リフォームは、費用対効果を考えて

これが、リフォームとなると、

基本、床、壁、などを断熱工事をしようとすると、

一度、仕上げを剥がして、撤去処分して、断熱材入れた後、また仕上げ工事をしないといけないという手間がかかります。

初めから解体予定で、せっかく、解体したのなら、ついでに断熱材を入れておくならまだいいですが、

断熱材を入れるために、仕上げを壊すと、非常に費用対効果が悪くなります。

この、壊して戻すに費用をかけるなら、その分、灯油を買ってガンガンストーブを炊いた方が、費用は安いと思います。

 

〇実は、家で熱を逃がしているのは、窓部分

唯一、内窓取付だけは、

そのまま上から施工するだけですので、余計な費用がかかってないと言えます。

 

床下に断熱がない、壁の断熱が薄いなどと、感じることが多いかもしれませんが、

実際、家の中で、熱を多く逃がしてしまっているのは、

58%は窓部分なのです。

20161124225917.jpg

図:LIXILのホームページにあった断熱説明の図

 

図を見れば明らかなように、まずは、窓の断熱を考えるべきだと思います。

一方、壁や床は、面積が広く、

剥がす、壊す、捨てる、戻す、仕上げると費用がかかる割には、さほど、効果がないことが分かります。

もしかしたら、お金をかけて断熱工事をした割には、体感でも暖かさを感じられないということが起こるかもしれません。

 

このように断熱工事は、あくまで費用対効果の問題ですので、

ただ家が寒いから、灯油がもったいないと主観的に考えるのではなく、費用対効果も考慮して、検討した方がよいかと思います。

住宅ローンの借り換えに、リフォーム費用も入れる

ローン金利が下がったり、以前は固定だった金利を変動に変えることにより、

ローンの借り換えで返済額を減らすことが可能です。

 

単純に、金利が下がれば、返済額も下がりますが、

一方、借り換え時には、

借り換え手数料、登記費用などの諸経費が、2,30万円、かかりますので、

その諸経費分を乗せても、安くなるかが、ポイントになります。

その目安として、一般的に言われてるのが、

「ローン残高が1000万円以上」

「返済期間がまだ、10年以上残ってる」

「借り換え時の金利差が1%以上下がる」

というところです。

これは、単純比較なので、各行、サイトでもシミュレーションがございますので、簡単に比較が可能です。

安くなるなら、やった方がいいでしょう。

 

今回は、これに、リフォーム費用を上乗せするという方法です。

当然、リフォーム費用分は返済額は増えますが、

そのメリットは、ずばり、リフォーム費用を、

日本で一番安い金利で、お金を借りれる

ということです。

 

借り換えにリフォーム費用を組み込む場合、住宅が担保になります。

その分、安い金利ということです。

 

ただ、この場合、ポイントとなるのは、

・融資金額は、土地建物の評価額による

担保評価で借りれる金額までしか、上乗せできません。

ちなみにリフォームでかかった費用は担保評価はされませんので、

単純に既存の住宅と土地が評価されます。

 

・返済期間は変わらないので、月々の支払が増えた分は、収入で評価される

収入により、借りれる金額が決まりますので、リフォーム費用を上乗せした形になると、

返済金額が多くなって、そこまで借りれるか?という評価がされます。

 

ということです。

 

普通、リフォームする場合、リフォームローンというのを使いますが、

こちらの場合、

・住宅ローンの返済がいくらあるかは評価しない

リフォームローンは、カードローンの枠で評価しますので、

自動車ローン、教育ローンなどの借り入れと合わせて、収入に応じてローンを組みます。

住宅ローンでいくら払っていようが、関係ありません。

 

・無担保ですので、登記など、余計な費用がかからない

手数料などもすべて込みの返済額になりますので、単純に月々の支払いが分かる

 

などです。

 

結局、

借り換えは借り換えで、有利か不利かの検討は、いつでもする必要があると思いますが、

それに、リフォームをローンでお考えの方は、

・どこの銀行でいくらまで、借りることが出来るのか、

・リフォームローン単独の場合と、どちらが有利か

検討すると良いと思います。

 

ちなみに、ローンの借り換え、それにリフォーム費用を上乗せするのは、

どこの銀行でもやってますので、

〇大手や、ネットなどでシミュレーション可能な、都市銀行

りそな銀行

イオン銀行

など。

〇自分で足を運んで相談できる地方銀行、信用金庫

仙台銀行

杜の都信用金庫

 

の2パターン程度で、比べてもよいかと思います。

これに加えて、

借り換えは借り換えで単独で、

リフォームは、無担保無保証のリフォームローンで考える。

場合と、有利不利を検討すればよいかと思います。