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2025年11月26日

光熱費の見直しは住まいから!省エネに効くリフォームと断熱等性能等級とは

光熱費が年々増えていると感じたとき、節約できるのは電気やガスの使い方だけではありません。住まいそのものの性能を見直すことで、家計への負担を減らすことができるケースがあります。特に注目されるのが、住宅の断熱性能と省エネ性能です。

たとえば、冬場に部屋がすぐ冷えてしまう、夏は冷房をつけても涼しさが長続きしないといった悩みは、断熱性能が不足しているサインかもしれません。そうした状態を改善する手段の一つが、断熱性を高めるためのリフォームです。あわせて、住宅の性能を客観的に評価する「断熱等性能等級」を知っておくことで、リフォーム後の暮らしやすさもイメージしやすくなります。

この記事では、断熱等性能等級の基礎知識から、光熱費の節約につながる省エネリフォームの具体例までをわかりやすくご紹介していきます。これから住まいの見直しを検討する方や、中古住宅の購入を考えている方にも役立つ内容です。

 

 

断熱等性能等級とは?暮らしと光熱費に関わる基準

住宅の断熱性能を客観的に示す指標として「断熱等性能等級」が設けられています。これは、建物の外皮(壁・床・屋根・窓など)からの熱の出入りをどれだけ抑えられるかを等級で評価したものです。光熱費の見直しを考える際、こうした基準を理解することで、より効果的なリフォーム計画が立てやすくなります。

 

断熱等性能等級の基本的な仕組み

断熱等性能等級は、国が定める「住宅性能表示制度」のひとつで、省エネ性能のうち特に断熱性能に関する基準を評価します。2022年以降、等級の上限が引き上げられ、現在は1〜7の等級で評価されており、数字が大きいほど断熱性能が高く、エネルギー効率の良い住宅とされます。これにより、住宅選びやリフォームの際に、性能を比較しやすくなりました。

 

住宅の省エネ性能との関係性

断熱等性能等級が高い住宅ほど、外気の影響を受けにくく、室内の温度が安定しやすくなります。これにより、冷暖房に使うエネルギーが減少し、光熱費の削減につながります。また、過度な空調を使わずに済むため、環境負荷を抑える点でも効果的です。断熱性能を高めることは、単なる快適性だけでなく、持続可能な暮らしにも関わってくる重要なポイントです。

 

等級ごとの特徴と違い

たとえば、等級4はこれまでの省エネ基準で、広く採用されてきた水準です。これに対し、等級6や7になると、北海道のような寒冷地でも快適に過ごせる性能が求められ、より高い断熱性能が求められます。リフォームで断熱性能を高める際も、どの等級を目標にするかによって工事の内容や予算が変わってくるため、家族構成やライフスタイルに合わせた検討が欠かせません。

 

 

光熱費を抑えるためのリフォームの基本

冷暖房費の上昇やエネルギー価格の変動により、日々の光熱費を見直したいという声が増えています。住まいの中でも、エネルギーの使用量に直結するのが断熱性と設備の効率です。リフォームによってこれらの部分を改善すれば、快適さを保ちながらも無理なく節約につなげることができます。

 

断熱材の見直しで熱の出入りを減らす

屋根・壁・床に使われている断熱材は、建築時期や施工内容によって性能にばらつきがあります。経年劣化や施工不良によって、本来の断熱効果が十分に発揮されていないこともあります。そこで、既存の断熱材を点検し、必要に応じて性能の高いものに入れ替えることで、外気との温度差を軽減し、冷暖房の効率が上がります。特に築年数が経った住宅では、断熱材の強化が光熱費削減に直結する部分です。

 

窓やサッシの交換で冷暖房効率を改善

住まいの中でも、熱の出入りが最も大きいとされているのが窓です。1枚ガラスやアルミサッシのままだと、外気の影響を受けやすく、冷暖房の効きにもムラが出てしまいます。そこで、複層ガラスや樹脂製の断熱サッシへの交換を検討することで、室温を保ちやすくなり、エアコンの使用量も自然と減少します。また、窓の断熱性能が上がることで、結露の発生も抑えられる点も見逃せません。

 

給湯器・照明の省エネ化も効果的

光熱費の中で見逃されがちなのが、給湯と照明にかかるエネルギーです。古い給湯器を高効率のエコキュートやエコジョーズに交換したり、照明をLEDに切り替えたりすることで、毎日のランニングコストを確実に抑えることができます。これらの設備は比較的短期間でリフォームできるため、住まい全体の見直しが難しい場合でも、取り入れやすい選択肢といえます。

 

 

省エネリフォームで注目される断熱リフォーム

住まいの快適性を保ちつつ、光熱費の負担を抑えるために重要なのが「断熱リフォーム」です。とくに築年数の経過した住宅では、断熱材の性能や施工精度が現在の基準に満たないケースも多く、熱が逃げやすい状態になっていることがあります。こうした部分を見直すことで、室内環境の改善とエネルギーの効率的な利用が両立できます。

 

壁・床・天井の断熱改修の方法

断熱リフォームでは、熱の出入りが大きい部位を中心に施工を行います。たとえば、壁の内部に高性能な断熱材を追加したり、床下に断熱パネルを設置する方法などが一般的です。天井裏の断熱材も、隙間がある場合は効果が落ちるため、充填し直すことで断熱性が大きく向上します。これらの工事は、住みながらでも対応できるケースもあり、ライフスタイルに合わせた対応が可能です。

 

室内温度の安定と快適さへの影響

断熱性能が高まると、外気温の影響を受けにくくなり、冷暖房の効きが良くなります。これにより、部屋ごとの温度差が小さくなり、特に冬場にありがちな「廊下や脱衣所が寒い」といった不快感が軽減されます。また、空調機器に頼りすぎずとも快適な室温を維持できるため、光熱費の節約にもつながります。毎日の暮らしの中で、じんわりと違いを実感できるのが断熱リフォームの特長です。

 

高断熱住宅がもたらす健康面のメリット

室温の急激な変化は、体調不良やヒートショックといった健康リスクの原因になることがあります。とくに高齢のご家族がいる家庭では、住まいの温度差を少なくすることが重要です。断熱性能を高めることで、室内の寒暖差が抑えられ、身体への負担が減少します。長く安心して暮らすためにも、断熱リフォームは快適性だけでなく、健康的な生活環境づくりにもつながる選択といえるでしょう。

 

 

中古住宅購入時に考えたい断熱性能のチェック

中古住宅の購入を検討する際、立地や間取りだけでなく、見落とされがちなのが「断熱性能」の確認です。目に見えにくい部分ですが、快適な住まいや光熱費の負担軽減に直結するため、物件選びの初期段階から意識しておきたいポイントです。

 

断熱性能の確認ポイントとは

断熱性能は、壁や屋根、床下の構造や使われている断熱材、さらには窓の種類やサッシの素材によって左右されます。現地見学の際には、築年数や過去のリフォーム履歴を確認し、断熱改修の有無をチェックすることが大切です。また、天井裏や床下の点検口がある場合は、中をのぞいて断熱材の状態を確認できることもあります。

 

現況調査で分かる劣化や気になる点

見た目ではわからない部分については、リフォームの見積もりを兼ねた現況調査を利用することで、壁の中や床下の状態を把握できます。たとえば、断熱材のへたりや隙間、窓まわりの気密性の低さなどが確認でき、購入後のリフォーム計画に役立ちます。住宅性能の判断材料としても有効で、将来の光熱費や快適性を考えるうえでも重要な手がかりになります。

 

内覧時のチェックで暮らしやすさを見極める

内覧の際は、部屋ごとの温度差や窓の結露、床の冷たさなど、実際の体感も判断材料になります。特に冬場であれば、断熱性が不足している住まいでは玄関や水まわりが極端に寒いことがあり、そうした点が生活のしづらさに直結します。リフォームを前提に購入を検討している場合は、見学の際に気になる部分をあらかじめチェックし、将来的な改善の優先順位を整理しておくと安心です。

 

 

断熱性能を高める窓まわりの工夫

住まいの断熱性を考えるうえで、特に熱の出入りが大きいとされるのが「窓まわり」です。壁や屋根と比べて断熱材の厚みが取りづらいため、外気の影響を受けやすく、冷暖房の効率にも直結します。費用対効果の高いリフォームとして、窓の断熱強化は多くの住宅で取り入れられています。

 

複層ガラス・樹脂サッシの効果

窓の断熱性能を高める方法として、複層ガラスやLow-Eガラスの採用が効果的です。ガラスが2枚以上になることで空気層が生まれ、熱が伝わりにくくなります。また、サッシ部分を樹脂製にすることで、金属に比べて熱の伝導が抑えられ、さらに断熱性が向上します。これらを組み合わせた高性能な窓は、冷暖房効率を高めるだけでなく、外気の騒音低減にもつながります。

 

内窓設置や窓断熱フィルムの活用

既存の窓をそのまま活かしつつ断熱性を高めたい場合には、内窓の設置が有効です。今ある窓の内側にもう一枚、樹脂製の窓を追加することで、簡易的に複層窓と同様の効果を得られます。また、窓ガラスに貼る断熱フィルムも手軽な方法として選ばれており、夏の遮熱や冬の断熱効果を補助する役割があります。コストを抑えながらも一定の効果が期待できるため、気になる部分から試してみるのもおすすめです。

 

窓の断熱がもたらす結露軽減と室温の安定

断熱性能の高い窓は、室内外の温度差による結露を抑える効果もあります。結露が起きにくくなることで、カビの発生や建材の劣化を防ぎ、家全体の耐久性を保ちやすくなります。さらに、室温が安定しやすくなるため、冷暖房の使用時間が減り、日々の光熱費にも好影響があります。毎日の暮らしにおいて、窓の断熱は快適さと省エネの両面で支えてくれる大切な要素です。

 

 

補助金や制度を活用した省エネリフォーム

省エネリフォームは、住まいの快適性や光熱費削減に大きく貢献しますが、工事内容によっては費用もかかります。そうした負担を軽減するために、国や自治体では住宅の省エネ化を支援するさまざまな補助制度が用意されています。適切に活用することで、計画的かつ無理のないリフォームが可能になります。

 

国や自治体の支援制度の概要

代表的な制度には、「こどもエコすまい支援事業」や「住宅エコリフォーム推進事業」などがあり、一定の省エネ基準を満たすリフォーム工事に対して補助金が交付されます。加えて、自治体ごとに独自の補助制度を実施していることも多く、申請のタイミングや条件によっては国の制度と併用できる場合もあります。地域や時期によって内容が変わるため、最新情報の確認が欠かせません。

 

対象となる工事と補助内容

補助金の対象となるのは、主に断熱改修(窓・床・天井・壁)、高効率給湯器の設置、太陽光発電設備の導入などです。たとえば、窓の断熱改修では、複層ガラスや内窓の設置が補助対象になることが多く、設置面積や性能に応じて金額が決まります。断熱材の追加や交換も、基準を満たしていれば対象となるため、リフォーム全体の計画を立てる段階で事前に確認しておくとよいでしょう。

 

申請時に知っておきたい注意点

補助金制度は、事前申請や施工事業者の登録が必要な場合があり、手続きの流れを理解しておくことが大切です。また、対象となる工事期間や完了報告の提出期限が設定されているケースもあるため、スケジュール管理が求められます。さらに、制度によっては予算の上限に達し次第終了するものもあるため、利用を検討する際は早めの相談が安心です。制度の活用にあたっては、施工会社から最新の情報を得ることも重要です。

 

 

ハウジングアソシエイツが提案する省エネリフォーム

宮城県仙台市を拠点に、住宅リフォームを手がけるハウジングアソシエイツでは、地域の気候や住まい手の暮らし方に合わせた省エネリフォームを提案しています。ただ設備を交換するのではなく、「どのように暮らしたいか」を起点に住まい全体を見直すことで、快適さと省エネの両立を実現しています。

 

暮らし方に合わせた断熱設計の工夫

寒暖差が大きい地域では、断熱性能の強化が暮らしやすさに直結します。ハウジングアソシエイツでは、家族構成やライフスタイル、将来の生活設計まで考慮した断熱計画を大切にしています。たとえば、日当たりや風通しを活かした断熱材の配置、冷暖房の効率を高める間取りの調整など、既存の住宅に合わせた工夫を取り入れながら、過度な費用負担を避ける設計を心がけています。

 

中古住宅購入時の断熱リフォーム提案

中古住宅を購入する際、内覧段階から断熱性の確認や改修の見通しを立てることが大切です。ハウジングアソシエイツでは、リフォームの現況調査を兼ねた内覧同行を行い、断熱材の状況や窓まわりの性能、劣化箇所などを事前にチェックします。将来的にどの部分を優先して手を加えるべきかを見極め、購入と同時に断熱リフォームを計画できるようサポートしています。

 

宮城の気候に配慮した施工と実例

宮城県は冬の寒さと夏の湿気の両方に対応する必要がある地域です。そのため、地域特有の気候条件に合わせた素材選びや施工技術が求められます。たとえば、樹脂製サッシや高性能ガラスの採用、壁内結露を防ぐ通気層構造の工夫などが挙げられます。こうした施工は、年間を通じて快適な室内環境を保つだけでなく、建物の耐久性を守る役割も担っています。

 

 

まとめ

省エネ性の高い住まいづくりは、単に光熱費を抑えるだけでなく、暮らしの快適さや健康面への配慮にもつながります。特に断熱性能の強化は、冷暖房に頼りすぎない室温の安定を実現し、長期的に見ても家計や建物への負担を軽減する効果があります。

断熱等性能等級のような指標を活用しながら、住宅の性能を客観的に見直すことは、リフォームの方向性を考える上でも有効です。また、窓まわりの改修や断熱材の見直し、さらには補助金制度の活用といった具体的な手段を取り入れることで、費用と効果のバランスが取れたリフォームが可能になります。

ハウジングアソシエイツでは、仙台という地域の気候に合わせた省エネ提案を行っています。中古住宅購入の際の断熱リフォームも含め、お客様の生活スタイルや将来設計に寄り添った提案を心がけています。まずはお気軽にご相談ください。


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