テレビや新聞では、家造りに夢を抱かせるような内容ばかり。本当の家造りはもっと現実的でシビアです。
しかし、それを知ってからこそ本当の夢が叶うのではないでしょうか。
 いままで皆さんは、家を造りと言ったら、まずは、住宅雑誌を買いあさり、
住宅展示場を何箇所かはしご。気に入った住宅メーカーの見当がつくと、
営業マンと交渉に入る・・・

 当然、そういう行動も、家造りの過程には必要です。
しかし、それだけでは、納得の行く家造りはできません。なぜかと言うと、
お客様の住宅メーカーに対する認識と実際には、多少のギャップがあるからです。

間違いだらけの家造り
○「大きな有名な住宅メーカーだから大丈夫」

・大きな住宅メーカーってどういうことでしょうか?実は、大手の冠をつけても、ただの地元の販売会社で資本は別の会社もあります。「○○住宅仙台」とか。
 では、本当の支店だから安心か?業績が振るわなくなると会社自体は潰れないにしても、支店を撤退してしまうことはよくあることです。
 社内の管理不足で、担当の営業マンが転勤したり退社してしまっただけで、アフターフォローをされなくなったりもします。

・有名な会社でも、経営状態が思わしくないところはいくらでもあります。特に、地元の工務店レベルですと、テレビCMも広告も結構打つことが可能なので(地元のメディアだけですむので)、小さくても、無理して広告宣伝費をかけている会社は結構あります。ですから、逆に、経費が嵩んで、経営は不安定になっているところも多いです。

じゃあ、何を見ればいいの?


○「土地探しは不動産屋さんに頼む」

・あらかじめ、土地は不動産会社で探しておく方が結構います。土地と住宅は別と考えてしまいがちです。しかし、本来は、家を建てるための土地のはずです。土地によっては、建築時に余計な費用がかかることがありますので、ちゃんと設計担当のひとと選ぶことによって、建築コストの試算やプランニングのめどが立てやすくなります。

建築コストのかかる土地


○「ローコストだけどフル装備の住宅」

・住宅は、世の中でも一番原価率が高い商品のひとつです(利益率が低い)。そこで、他社より値段を下げるには、
1、原価を下げる
原価といっても、中身は、下請け会社の人件費と商品、建材。商品の、建材の仕入れ金額は、実は、大手も中小もさほどかわりはありません。となると、最後は、下請け会社の発注金額を下げる。そのしわ寄せは、出来上がった家に帰ってきてしまうこともあります。

2、粗利益(会社経費)を下げる
やはり、広告にお金をかけていないところは、安く出来ると思います。しかし、会社の人件費を下げてしまうと、現場監督が何件も掛け持ちで、管理がおろそかになるということも。

・チラシや広告などのうたい文句の坪単価は、ほとんどが、表示の仕方によるものです。結局、打合せが進むと「これも追加、あれも追加」となり、出来上がった家は意外と高くなるというケースが多いです。なにより、住宅の単価って、あるメーカーが特別安いということは、ありえません。



○「展示場住宅を1000万円でお譲りします」

・基本的には、営業アイテムです。応募をしてきた方の中からの抽選なので、ほとんどの方は、その後は、住宅メーカーの顧客リスト入りしてしまいます。つまり、顧客名簿作成アイテムなのです。
・実際は、移転費用、敷地内の外回りの給排水、電気設備などは入っていませんので、本当に住むためには、さらに費用がかかるケースが多いです。


○「住宅雑誌に紹介されているから安心・大手?

住宅メーカー紹介雑誌。これは、基本的には、住宅メーカーから掲載料をもらって出版されています。ですから、紹介されている住宅メーカーは、優れた住宅メーカーというよりは、掲載料を払ってくれる住宅メーカーと言えます。また、ほとんどの住宅メーカーが翌年も紹介されています。出版社側から、「今年もよろしくお願いします」と言う感じで、掲載を依頼されているのです。

○「アフターフォローも10年保証で大丈夫」

 住宅メーカーはそもそも、「リピート客」という概念がありませんし、大手になると紹介客もあまり期待していません。ですから、引渡し後の必要以上のフォローもかえって経費が嵩むと敬遠しがちになります。
 ちなみに、「10年保証」とは、構造や雨漏りに関する部分が「住宅品質確保促進法」で定められているだけで、床がきしむとか、外壁にひびが入っているなどは、構造、雨漏りに関しない限りは、保証の対象ではなく、メーカーとの個別の保証書の約款によってしまいます。ましてや、アフターフォローの義務もありません。
 「こういうもんですよ」と一方的にたしなわれてしまうケースが多いです。

引渡し後の住宅メーカーとの付き合い方は?


 住宅造りは、お客様と住宅メーカーの「請負契約」で成り立ちます。「発注・注文」ではなく『契約』ということは、つまり、両者は、対等に、一対一で権利と義務を負うのです。方や、海千山千の企業、方や初めての住宅造り。住宅メーカー主導で話が進んでしまうのは当然の結果なのです。

☆実際は、家造りをした多くの方は、自分の家について、納得がいっていませんし、ましてや『家造り」を楽しんだとは言えません。「こういうもんだろう」「しょうがない」という言葉をよく聞きます。
 さらに昨今、地震や保証について様々な事件が起きてくると、そうも言っていられなくなります。
 
 なぜ、納得の行く楽しい家造りが普通に出来なくなったのでしょうか?

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